ボランティアまではできませんでしたが、宮城県民として、台風19号の被害が大きかった
丸森の現状をこの目で見ようと、町内をざっとではありますが見てきました。
東日本大震災の時はもっと当事者意識が強かったため、ぜひこの現状(惨状)を
多くの人に見てもらいたいと思いましたし、被災地域の人たちも同様でした。
当事者意識が低いと、「見に行く」という行為が、物見遊山とまではいかなくても、
野次馬的ではばかられる、という心情になりがちです。
熊本でも岡山でもそうでしたが、被災者は「知ってほしい」と口に出していました。
そうなのです。共感してほしいのです。
私が見た丸森は、全体の中のほんのわずかだと思います。
それでも映像からは感じられない「臭い」や、そこを行き来する人たちの様子など、
やはり行ってみないとわからないものが伝わってきました。
丸森町役場の前の災害ごみの山もテレビでみるとこんな感じですが、もっと近づくと、
こんな感じ。臭いも東日本大震災の時のヘドロ臭ほどではないのですが、結構しました。
冷蔵庫や洗濯機、電子レンジなど、全部使えなくなっちゃったんだ、という当たり前の
ことをひしひしと実感しました。被災者の悲しみを、物(ごみ)が語りかけてきたのです。
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