「あなたの人生の目標は何ですか?」と聞かれて、コレコレと答えられる人はある程度
いると思いますが、案外少ないと思われるのが、「あなたの人生の目的は何ですか?」
という問いにパッと答えられる人。
人生の目的というと哲学的で難しい感じがするかもしれませんが、難しかろうがなんだろ
うが、目的がはっきりしないと進みようがない、漂うだけになってしまう、とすれば、
必死になってそれを見つけざるを得ません。
もがいてもがいてもがいているうちに、ふと目の前に現れた、というのが私の体験です。
私が人生の目的に出合ったのは40歳の時。
嘉宏という名前をジッと眺めていた時でした。
嘉という字を調べてみたら、「よい」「美しい」「味がいい」「めでたいこと」
「よろこびごと」という意味があると知りました。
「喜び」という字に「力」という字が加わっている。
そして宏は「ゆたかで大きい」「広くする」「大きくする」という意味。
その時、それまでの人生を振り返ってみて、そうか!と思い当たりました。
それから18年。時の推敲によって次の言葉で自分の人生の目的をまとめています。
「いただいたご縁を丁寧に紡ぎながら、人の喜び我が喜びを力いっぱい宏げる」
自分が生まれてきた理由を真摯に探究し続け、それを極める過程で生じる様々な出来事を
楽しみ、そこで出会う人たちと影響を及ぼしあいながら、宇宙の声に耳を傾け、人として
の在り方、処し方について、より高次なものへと高めていく道。
その道をしっかり歩んでいきます。
では、「喜び」っていったい何なんだろう? これもずっと求めていることです。
言葉の意味が不明確なままそれを使っていると切れ味が悪くなります。
アンテナが立っているので、喜びについて書いてあるものはメモしたりしてきました。
それを咀嚼した上で、今後少しずつ自分の言葉で綴ってみたいと思います。
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