前号の続きです。
国や県から助成金が出て実施される期間限定プロジェクトは世の中に多々ありますね。
助成金がなくなった途端そのウェーブがパタリと消え、あれはいったい何だったのか?
ということも少なくないのではないでしょうか?
まあ、そこまで極端ではないにしても、助成金頼みのプロジェクトが抱える問題点の一部
を端的に表しているものと言えるでしょう。
「宮城白石産ササニシキ復活プロジェクト」は4月で4年目を迎えたプロジェクト。
プロの農家さん9名手塩にかけて栽培しているので、もちろん結果が出ています。
2週前のブログにも書きましたが、その自然乾燥米を美味しくいただきました。
本当に美味しいです。なつかしい味です。
今回依頼を受け、プロジェクトが解散されても残せるものは何だろうか、と、
私なりにいろいろ考えてみました。
結果、プロジェクトに参加した人同士の信頼関係ではないか、という結論に達しました。
地元で生き続けていく以上、これに勝る宝はありません。
もちろんすでに3年間一緒にやってきているわけですから、ある程度の信頼関係は
できていることでしょう。しかし、本当の信頼関係とは、相手のことをよりよく知ること
からしか生まれないだろう、と。
であれば、なかなか普段のコミュニケーションではうかがい知ることのできない、
その人の内面をお互いに感じ合えれば、グッと距離が縮まっていくだろう、と。
その仮説の下、ひらめきメソッドAPPLAUSEとWORKの2種類を使って、
2日間に分けてワークショップを担当させていただきました。
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