前号でスーツケースの半分を埋め尽くした中古バレーボールの行方を、謎のままにしていました。
その答えがこちらです。
地球のほぼ反対側、中米のコスタリカへは、アメリカのヒューストンまでが12時間、
そこから乗り継いで4時間、さらにここリモン市まではバスで4時間。
はるばる、という言葉がピッタリです(笑)。
ここは34年前に、青年海外協力隊員として派遣されたカリブ海に面した町。
2年間下宿生活をして溶け込んだところです。
森林経営コーディネーターという位置づけで、リモン県の植林活動を振興する役割を
与えられて赴任しました。
仕事のかたわら、学生時代ずっとやってきたバレーボールチームにも所属し、
一部リーグまで勝ち上がり、週末は全国に試合をしに行きました。
その時のメンバーの一人ルイス・レオンが宮城県出身の協力隊員と結婚し、
美里町に住んでおり、国際トレーナーの資格をとって、今でもバレーボールに関わって
いるのです。
その彼から、リモンのバレーボールの用具は良くないから、中古のボールを持っていって
くれ、と依頼された次第です。もちろんそのために行ったというのではなく、行くなら
持っていってくれ、と、ついでで頼まれた次第です。
意外ときつきつのスケジュールで動いていたため、待ち合わせ時間ピッタリに
取りに来てもらわないと困ったところでした。
しかし、経験上、『時間どおり』という言葉はコスタリカの辞書にはない(笑)。
あまりあてにせず待っていたら、なんとピッタリに来ました!
しかも、2人で来ると聞いていたのが、関係者数名で花束とプレゼントまで用意してくれて!
後輩たちよ、ありがとう!
当時の写真を持っていったので見せたら、かなりのメンバーのことを知っていました。
さすがローカル。おまけにうちの下宿のごく近所ということで話も盛り上がりました。
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