若いころから本はよく読んでいましたが、ここ数年あえて読書は最小限にしてきました。
何しろ、年間70回ほどセミナーを受講しており、IN PUT より OUT PUT 優先という
考え方からでした。
しかし、やはり読書の良さ必要性も痛感し、去年から月2冊くらいのペースで読もうと
決めました。結果は20冊。
この中で、一番最後に読んだ本について少しふれてみたいと思います。
一時、アスペルガーという表現が一般的になっていたと思います。
アインシュタインやビルゲイツ、孫正義など、天才も実は・・・、ということで、
必ずしもマイナスイメージばかりではないこのアスペルガー症候群。
今、アメリカの精神医学会の分類からは消えたそうです。
従来のいわゆる自閉症も含め、総称して自閉症スペクトラムという表現に変わったのです。
社会性、社会的コミュニケーション、社会的イマジネーション、それぞれに質的な偏りが
みられる、「3つ組の障害」と定義されています。また、感覚の敏感さ/鈍感さなどの感覚
の偏りや、その他の精神症状も併せ持ちやすいとされています。
スペクトラムというのは中学校の時に実験した炎色反応のようなもので、連続体と
訳されています。つまり。明らかにはっきり自閉症だ、とわかりやすい人から、
ちょっとそれっぽい、っていう人まで、一連の中で捉えるものなわけです。
確かにそうなると、私もそれかも、って思う人が増えるのもわかります。
しかも、製薬メーカーがマスコミとタイアップして起こしているキャンペーンの
影響もある、といった興味深い内容でした。
いずれにしても、いろいろな人と上手に付き合っていくために、知っておいて損のない
内容でした。お勧めします。
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