2015年、印象に残った出来事をとりあげ、思ったことを書いてみたいと思います。
その1:世相編(海外) その2:世相編(国内) その3:会社編
今回は世相編。
国内外で印象に残った出来事の中で、ネガティブなものの代表格はIS問題。
フランスでは極右政党の支持率が大幅に増加し、かろうじて決選投票で失速したものの、
移民排斥で自分の恐怖心を取り除きたい、という心は、自然な感情と言えばそのとおりです。
その点、オバマ大統領が語った言葉は、人類という意志を持った存在を鼓舞する名言だったと思いました。
「第二次世界大戦中には、アメリカの暗い歴史のひとつとして、日系人が強制的に収容所に入れられた」と述べた。
そして、「われわれはもう1度、過去の過ちを決して繰り返さないと決意する必要がある」
(16日付NHK NEWS WEBより)。
「このような行為は、恐怖心から来たもので、それに勝てなかった」とも述べていました。
「対立をいかに乗り越えるか?」
戦後70年の今年、このことをじっくり考える年にしたいと年頭で期したのに、
結局、その時間を取ることはできませんでした。
本当は小学校あたりからじわじわと教えるべき重要テーマだと思われますが、
局所的に先生が主導でやっているところはあったとしても、
全体的な取組みにはなっていないことでしょう。
ずいぶん前ではありますが、「対立の解決」に興味を持って調べたことがあり、
ユニセフがそういう教育プログラムを作っていました。今ごろは進化しているのかな?
世の中には、対(ツイ)として立する(存在する)ものはたくさんあります。
違いのあるものほど、それがうまく融合されたとき、新しいすばらしいものが産み出されますね。
世界のことはわからないですが、せめて身の回りの「違いを乗り越える」ということに
静かに目を向けて、実践したいものです。
そのためには違いを受け入れる強さを自分の中に持つ、ということだと感じています。
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