先日、市内にある常盤木学園高校を会場に、宮城県倫理法人会主催の「トイレ掃除に学ぶイベン
ト」というのに参加してきました。
イエローハットの鍵山秀三郎氏が立ち上げた「日本を美しくする会・掃除に学ぶ会」のやり方を
全面的に取り入れています(基本的に素手で便器を磨くという方法)。
参加者は約150名。倫理法人会メンバーと常盤木学園の生徒たちが半々くらい。生徒たちは、
サッカー部、バスケットボール部、ソフトボール部、バドミントン部など、全員が運動部の女子。
単に運動技能面を鍛えているだけでなく、心の成長を同時に育んでいるのが、一緒に掃除をして
よくわかりました。バスケットボール部は毎日トイレ掃除を実践していますし、サッカー部は、
月2回、仙台駅前清掃を行っています。そしてそこでの気づきを掃除のこととして終わらせず、
クラブ活動や勉強、生活面にも応用してとらえる力を持っています。
終了後の感想発表も堂々としていて、しかもおざなりでなく、自分が感じたことを自分の言葉で
語ってくれました。常盤木学園の教育力に改めて感動しました。
それと同時に、そんな彼女らの体験が個人的なものに終わっていたことが少し残念でした。
もちろんそれは大人としてリーダーシップを発揮できなかった自分への反省です。
15人ずつ班に分かれての活動だったのですが、班長が役割分担をとりまとめてすぐに作業に
とりかかってしまいました。終了後の感想シェア会も、班ごとに行うわけですから(その後全体で)、
せっかくなら、チームとしてのビフォーアフターが感じられるやり方があったはずだ、と。
つまり、個々人の分担箇所の作業に取りかかる前に、全員でその班のトイレ全体を見て回り、
現状の汚れ具合をしっかりと把握する。その上で、終了後また全員で見て回る、という手順です。
きっとチームとしての成果認識および喜びが倍増3倍増しただろう、ということです。
それを班長に進言すればよかった、と思った次第でした。
仕事は段取り八分、全体シミュレーションが不足していたなぁ、と学びが多いイベントでした。
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