自宅マンションの目の前はちょっとした林になっていて、夏の早朝のベランダはとっても爽快。
早朝から蝉や鳥が鳴いていてにぎやかでもあり、それでいてまだ暑くもなく、気持ちいいのです。
ある日、ベランダの椅子に座って本を読んでいたら、スズメバチかアシナガバチの大きいやつが、
ブーンと大きな羽音を立ててやってきました。
ハチは振り払おうとすると攻撃してくる、というのは鉄則ですので、ジッと耐えました。
しかし、この蜂、フレンドリーというか警戒して調査をしているのか、なんと、私の顔の付近を
1~2分旋回して離れません。
一時は鼻に止まるんじゃないか、というほど接近し、ホバリングの風が顔に感じらました。
さすがに振り払いたくなりましたが、覚悟を決め、ジッとジッと耐えました。
いや~、長かったぁ。でも、このように耐えられたのは、知識があったからこそ。
それがなければ振り払って刺されたことでしょう。
新潟県の林業関係の会社の社長さんから、次のような話を聞かされたことがありました。
「蜂はジッとしてれば刺されないんだよ。止まりたければ止まらせればいいんだ。
肌からあふれた汗の塩を舐めたら去っていくから」と。
実際に止まっても振り払わなかったか、となるとやや自信はないものの、
この話が勇気を与えてくれたのは事実でした。
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