全国高校野球甲子園大会は第100回の記念大会というだけでも盛り上がりましたが、
大阪桐蔭の連覇か、東北勢初の優勝か、という非常に興味深い決勝戦となりました。
準優勝の秋田金足農業高校に対しては、雑草軍団という表現がなされていました。
では、本物の雑草のことを皆さんはどのくらい知っているでしょうか?
もちろん私もそれほど知りませんが、いつもすごいなぁ、って思うことがあります。
わずかな隙間さえあれば、石組みの土留め壁や舗道や、コンクリートで固められた
中央分離帯でも、しっかりとその命を燃やして繁茂してますよね。
会社の近所の舗道にはみ出した雑草をよく愛用のハサミで刈り取っています。
刈り取られる側の雑草の方はどうかというと、刈り取られまい、と工夫するのです。
上記写真は、恵まれた?雑草です。
うちの会社からは遠いところなので、刈り取られずにこんなに大きくなりました(笑)。
写真ではわかりづらいですが、丈が50~60cmくらいあります。
このような雑草が、刈られるとその後どうなると思いますか?
上に伸びたいところではありますが、上に伸びると刈り取られる、っていうことを学習
するのです! そこで、この写真のように地を這うように水平に伸びていきます。
花(雑草の)も興味深いです。
植物ですから、花を咲かせ実をつけタネを飛ばして、次の世代に命を託します。
花の段階で刈り取られるとどうなると思いますか?
もちろんそこで諦めていては自分の命が次につながりませんから必死です。
例えば、通常なら50cmの高さのところに花をつける植物であれば、10cmでもいいからと
低い位置で1週間程でまた花をつけるのです。理想を言ってはいられない、って感じです。
まあ、雑草の専門家ではないので、この程度しかわかりませんが、
関われば関わるほど「たくましいなぁ」という印象は強くなっています。
金足農業の選手たちに、高校野球の原点のようなそういう一面が感じられたからこそ、
多くの人が心動かされ、多額の寄付金が集まったのでしょうね。
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