今日は母の日。だからと言って特別なことはしません。
その分、毎日会っています。朝と夜、一緒にお茶を飲んでいます。
母85歳。いきものがかりではなく植物のお世話がかり。
家じゅう、植木鉢が溢れています。しかししっかりと管理をしています。
明日は朝〇〇℃だから、あの外に置いてある鉢は中に入れなくちゃ、とか、
これはそろそろ株分けだ、とか、これは追肥が必要だ・・・
そして、これ以上は増やさない、と言いつつ、街に行けば必ず花屋さんを覗き、
変わったものが安く売っていたりすると必ず買ってきます。
今のお気に入りは玄関に生けてあるこのチューリップ。
もう首を垂れて、捨ててもおかしくないのですが、先日母がこう言いました。
「ちょっとちょっと、玄関のチューリップ見た? 花がだらんと曲がっちゃったのに、
曲がったところから新しい葉っぱが出てきたりしてすごいのよ」
そして一緒に見てみると、「まあ、言われてみればそうかなぁ」という程度の小さな
葉っぱがついていました。
「すごいでしょ。普通だったら曲がっちゃったらもう花はしおれちゃうんだけど、
これ、まだまだ力強いでしょ。私尊敬するわ」
枯れそうな中でもしっかりとその姿を保ち、けなげに力を振り絞っている様を
高齢になっても体操教室などで向上心を持ってがんばっている自分と重ねているのでしょう。
なんとも愛おしい母であります(笑)。
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