東日本大震災から7年。
私たちの心の中には、いつまでも被災地のことは忘れまい、という思いは確かにあります。
しかし、それを具体的な形で示す機会が少しずつ減っている感じもあります。
先日、みちのく未来基金という団体の理事長の長沼さんと業務執行理事の竹中さんに
お会いする機会がありました。
震災当時お腹の中にいた子どもまで含め、震災遺児の大学・専門学校への進学支援を
25年間やっていく、という壮大なプロジェクトです。
カルビー、ロート製薬、カゴメという3社(現在はエバラ食品工業も)が出資し、
さらにたくさんの民間の支援を募りながらの支援事業です。
この春、第7期生がそれぞれの進路に進みました。
大学が6割~7割、残りが専門学校だそうです。
進学という夢をあきらめずに済むという点ももちろん大きいのですが、そこに集う100名
ほどのメンバー全員が自分と同じ震災遺児である、という共通の境遇である仲間意識が
「自分だけじゃないんだ」という気持ちにさせてくれるのだと。
長沼理事長は、「我々スタッフは、完全黒子じゃなくてはいけない。新しいスタッフの
着任時は、そこを口を酸っぱくして徹底的に理解してもらう」とおっしゃっていました。
興味のある方は、みちのく未来基金のHPをご覧ください。
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