家の壁に落書き? 確かにそのとおり。
しかしここは、連日国内外から見物客が絶えることのない通称レインボービレッジというところ。
台湾中部の台中市にあり、周辺は高層マンションなどが立ち並んでいます。
老朽化が著しいこの村は、都市再開発計画で取り壊されることが決定。
どうせなら、壊される前に自分が生まれ育ったこの村を華やかに彩ろう、
と勝手に住居の壁やら路地やらに絵を描き始めたのは、黄さん91歳。
観光客の若い女性から写真をせがまれてニコニコ応じている帽子をかぶったおじいちゃんです。
この黄さん。描き続けること1年。
使ったペンキ代はかなりだったことでしょうが、ある大学生がその様子をSNSで紹介したのが
きっかけで、ネット上で話題となり、次々訪れる人が増え、ついに台中市長も訪問。
その人気ぶりに保存が決まり、一躍観光スポットとして名をはせたのです。
この記事へのコメントはこちら