「おかあさんの手作り料理を、お値打ち価格で提供する」。
昭和33年に東京・池袋で創業して以来、大戸屋は常にその基本を守り、安全・安心で、
栄養のバランスがとれた、リーズナブルな「日本の家庭食」を提供しております。
(株)大戸屋ホールディングスHPより抜粋
大戸屋に行かれたことがない方にピンとこないかもしれませんが、まさにそのとおりの
お店だといつも感心します。といってそれほど通っているわけでもありませんが。
国内外に300店舗以上、幅広い年齢層に愛されている感じがします。
この度、たまたま遅いランチを食べるために、仙台市中心部にある大戸屋に行きました。
シフトの関係でしょうか、OLと思われる方がひとりランチに来ている人が多く、
14時過ぎてからも、おひとり様の女性客がポツリポツリ入店してきました。
大戸屋のメニューにはカロリーも明示されており、
写真からは「四元豚ロースの味噌かつ煮定食」あたりを頼みたくなるのですが、
1155kcal という数字をみてやめておくことにします。
そのすぐ下には「チキンの味噌かつ煮定食」があり、こちらは945kcal 。
どちらも高カロリーには違いないのですが、2つが並んでいるとチキンは低く感じます。
周りのおひとり様女子たちが何を食べているか、ドリンクバーを取りに行くついでに
眺めまわしてみたら、OH! 実に、「チキンの味噌かつ煮定食」が多い!
その他のものでも結構高カロリーなものが。。。
ここで一つの仮説ができました。
そもそも大戸屋は、量的にもしっかり食べる、というお店。
普段、女子同士ではあまりいかないけど、14時にもなるとお腹もペコペコで、
よし、ここは大戸屋がガッツリ食べちゃおう! と思うのではないか?
そして、この時ばかりはカロリーを気にせず、かの「かつ煮定食」をメインとした
ヘビー級に舌鼓を打つのではないか?
これを「14時過ぎの大戸屋女子の法則」と呼ぶことはできないだろうか? というもの。
さあ、そのためにはウラをとらなければならず、さっそく翌日調査しました(笑)。
12時の大戸屋。
①そもそも女子の割合、②おひとり様女子の割合と注文メニュー、
③女子同士で来店している場合の注文メニュー、
このあたりを取材してみよう、と。
①は何歳までを女子と呼ぶか、という問題もありましたが、7割くらい(14時は9割超)。
②はやはり非常に少なく、1割未満(1人だけ)。
③が一番の興味深いところでしたが、なんと予想に反して、
「チキンの味噌かつ煮定食」は相変わらず人気No.1でした。
酢豚とかとんかつも含め、この日の女性客は全員「肉系」。
日ごろ家では魚中心にしているので、外食の時くらいは肉で、って感じなのかな。
いずれにしても、14時過ぎの大戸屋女子の法則は、残念ながら仮設倒れとなりました。
ねつ造する必要もないのでありのままをお伝えしました。
でも、人によっては、最初に立てた仮説にこだわって、その仮説が裏付けられる状況を
追い求めてさまようケースもあるんじゃないかな、と頭をよぎった今回の体験でした。