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安息角(あんそくかく)と崩潰角(ほうかいかく)

  • 安息角(あんそくかく)と崩潰角(ほうかいかく)

安息角??

いきなり言われても、「何じゃ、そりゃ??」ですよね。

 

 

話の発端は、山陰旅行。

休日の鳥取砂丘は、観光客であふれかえっているため、

誰もいないところまで歩いていったら、砂丘管理のレンジャーさんに出会いました。



とっても熱心なレンジャーさんで、ちょっと質問をすると、待ってましたとばかり。

手持ちの資料を駆使し、砂丘の「いろは」どころか「いろはにほへとちりぬるを」

くらいまで教えていただきました(笑)。

 

その中で出てきた言葉が「安息角」だったのです。

 

岩石片やなど)や粉粒体石炭粉など)を積み上げたときに自発的に

崩れることなく安定を保つ斜面の最大角度を「安息角」と呼ぶ。 

(ウィキペディアより)

 

わかりやすい例でいうと、砂時計で、落下する砂が作り出す自然な砂山の角度が

それにあたります。

鳥取砂丘の安息角は32°だそうで、粒が細かく粘り気がないと、角度は小さくなります。

 

 

 

私が最近ハマっているサンドピクチャーには5種類の違った組成の砂粒が入っており、

その混ざり具合によって安息角も違ってくるのを実感しています。

 

サンドピクチャーに、振動を与えると、この角度が緩やかになってストップします。

その時の角度を崩潰角と言うのだそうです。

 

土木建築の方にとっては常識のことなのかもしれませんが、サンドピクチャーを愛好する

ことなしには決して生まれなかったであろう興味関心でした。

 

2015.11.19:yoshihiro:コメント(0):[コンテンツ]

赤外線サーモグラフィー「フリアー」のすばらしさ

  • 赤外線サーモグラフィー「フリアー」のすばらしさ

https://iki-sangyo.co.jp/log/?l=376425

 

対象物に画面を合わせ、ボタンを押すだけ。

 

温度分布がひと目でわかり、編集加工することができます。

 

このフリアーExシリーズ <https://iki-sangyo.co.jp/log/?l=376425>

の一番のウリは、

①スペックの割に安い! ②視野角が大きい の2つが特筆すべき点だと思います。

 

まず②から。

 

一般的には、32°×24°っていうのが多いようです。

これは水平方向と垂直方向の視野角を表しています。

 

32°×32°っていうのもあり、これを「視野角が大きい」と宣伝しているところもあります。

それと比べると、フリアーExシリーズは、45°×34°。

https://iki-sangyo.co.jp/log/?l=376425

 

 

 

このような局所的な検査にはそこまでの広角は必要ないでしょうが、

住宅性能(高気密高断熱住宅)の検証などにはピッタリですね。

 

①については、確かに安い商品も出回っています。

しかし、スペックもそれなりです。

 

 

上の2つの温度分布を見せられた時、どちらをより信頼のあるデータとして

お客さまに認識していただけるか、ということを考えると明白ですね。

 

業務用であれば、できれば右の写真(フリアーEx)で測定したもので

お客さまの納得を引き出したいものです。

 

https://iki-sangyo.co.jp/log/?l=376425

2015.11.12:yoshihiro:コメント(0):[コンテンツ]

壁ドンより女川丼

  • 壁ドンより女川丼

先日、友人たちと女川を訪ねました。

 

最初は開通仕立ての石巻線も考えましたが、やはり便数も少ないし、車の方が何かと便利、

ということで断念。結果的には現状はやはり車、街が完成してからは電車も良さそう、

という実感を得ました。

 

 

まずは、有名な女川ポスター展で惹かれた女川丼を食べに「岡清」さんへ。

海の幸てんこ盛りの女川丼は期待を裏切らない美味しさでした。

 

それにしても、行列がすごかった! 比較的回転も速いし、目の前の港を眺めながら、

あっという間に時間は過ぎましたが、休日のお昼時とあって30人くらい待ってました。

 

 

それにしてもこの女川ポスター展、専門家が入っているだけあって非常にハイレベル!

思わず笑っちゃうものがたくさんありますよ。

 

 

さて、復興のシンボルは女川駅とその目の前に建築中の商店街でしょう。

この写真ではわかりづらいですが、レンガが敷き詰められたメインストリートの先は海。

 

夕暮れ時、カップルで散歩しながら湾を眺め、カフェやビールなどを楽しむのに最高の

ロケーションだと思いました。

 

まだまだ膨大な土盛りも進んでいませんし、災害公営住宅にしても、

入居しているところもあれば、建築中のところもたくさんあります。

 

けれど、復興の形が見えてきている、というのが何よりだと強く感じました。

やっぱり希望は復興の中でかなり重要だなぁ、と思いました。

 

希望がなければ、住民たちは戻ってこないだろうし、住民の帰還なしに復興はありえませんものね。

2015.11.05:yoshihiro:コメント(0):[コンテンツ]

復興チャリティリレーマラソン パラカップ仙台

  • 復興チャリティリレーマラソン パラカップ仙台

 

震災ですっかり様変わりしてしまった宮城県の海岸線。

この仙台空港周辺ももちろん例外ではありません。

 

空港のある岩沼市は、「千年希望の丘・森の防潮堤」というプロジェクトを

官民一体となって推進しており、私も何度か参加しております。

 

その千年希望の丘を会場に、2㎞のコースを5~7名のチームで3時間リレーしながら走る

震災復興チャリティを目的としたランイベントです。

 

パラカップ仙台自体も2度目の参加でしたが、今回は風が強すぎた・・・。

 

防風林がないため、風が好きなように舞っていきます。

畑の土埃が目にも鼻にも容赦なく飛んできます。

 

まあしかし、そんな悪いコンディションだからこそ、チームの結束も増すのです(笑)。

おかげさまで楽しいひとときを過ごすことができました。

2015.10.29:yoshihiro:コメント(0):[コンテンツ]

牡蠣の稚貝よ、大きく育て!

  • 牡蠣の稚貝よ、大きく育て!

 

久しぶりの南三陸町歌津高橋家。

震災で工場も自宅も全部津波に飲まれてしまいましたが、

家族一丸となっていち早く復興に取り組み、真の再建を目指して明るくがんばっています。

 

今年も牡蠣の稚貝をロープに挟む作業を手伝わせていただくことになりました。

 

先日、チリ地震津波というのがありましたよね。

一番高いところで潮位が50㎝くらい上がったというニュースが流れてきました。

 

我々からすると、なーんだ、たったの50㎝か、ということで話は終わってしまいます。

ところが、牡蠣を育てている人にとっては、それでも深刻な事態が起きていたのです。

 

高さ的には50㎝かもしれませんが、想像してみてください。

はるばる太平洋の反対側から押し寄せてくる波の力というものを。

 

実は、ロープに挟んでいた牡蠣が、この潮の力で海の中でお互いぶつかり合い、

落下してしまったのが少なくない、というのです。

やはり自然を相手の仕事というのは厳しいものがありますね。

 

この日は東京のひまわりプロジェクトや尚絅大学のメンバーに、

我々仙台ゾウ・プロジェクトを合わせて15名でわいわい作業を行いました。

2015.10.22:yoshihiro:コメント(0):[コンテンツ]