卒業生代表 藤田優芽君(那須建設(株)・郡山北工業高校出身)の挨拶です。
本日、私たち第二十三期生一同は、晴れて山形工科短期大学校の卒業式を迎えることが出来ました。また、昨年から続くコロナ禍における制約の多い中、このような式典を挙げて頂き、ありがとうございます。そして、お忙しいところご出席下さいました皆様に、卒業生一同心から御礼申し上げます。
改めて二年間を振り返ってみますと、卒業するという実感がまだ湧かないほどに時間はあっという間に過ぎていったと感じています。一方、挑戦の日々が続き、今までにないくらい多くの経験を積んで成長をする、そんな濃密な二年間を過ごせたとも感じています。この学校で過ごした二年間は多くの経験、感謝に満ち溢れたものでした。
入学当初は、他県から集まった人達での寮生活。二人部屋ということもあり、中々コミュニケーションが取れず、これからの生活への不安でいっぱいでした。しかし、徐々にお互いのことを知り、共に生活していく中で、不安が希望に変わっていきました。四六時中一緒に生活していることもあり、何気ない会話の積み重ねや掃除担当の分担、共同スペースの場所の譲り合いなどコミュニケーション能力と協調性を育むことが出来ました。
次に学業では、会社の研修に出させてもらいながら授業を受けることが出来たので、現場でしか分からないことを座学に活かしたり、座学で得た知識を現場で活かしたりと、確実に自分の能力を伸ばすことが出来ました。また、実習の時間が多く、実際に作業をしてみないと分からないことが多く学べました。二年次には学んだことを活かし、二級技能検定に挑戦しました。今年は自分を含め三人で挑戦し、互いに教えあい、支えあっていきました。最後まで合格する自信が持てるほどには至りませんでしたが、それでも三人で無事検定を受験することが出来ました。まだ結果は分かりませんが、共に挑戦した友人や先生にはとても感謝しています。技能検定が終わると、本格的に卒業制作に移りました。作業ペース配分を間違えてしまったこともあり、最後までドタバタしてしまいましたが、それでもみんなに協力してもらい、学内発表に間に合わせることが出来ました。協力してくれた方にはとても感謝しています。また、最後に二年間の集大成を積み込めることができて、いい思い出になりました。
企業様には、二年間私達が勉学に励めるよう支援して頂きありがとうございます。山形工科短期大学校で学んだことを活かして、最前線で活躍していけるように励みます。四月からは改めてお世話になります。
保護者の皆様には、ここまで育てて頂きありがとうございます。これからは社会人として自立し、周りからも頼られるような存在になれるよう努力します。また度々迷惑をかけるかもしれませんが、人として強くなるので心配はしないでください。
最後となりますが、改めて二年間お世話頂いた皆様、友人に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。以上、卒業生代表の言葉とさせて頂きます。
令和三年三月十三日
第二十三期生卒業生代表 藤田優芽
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