昨夜の宴会はしらたか平成蔵人考の蔵出しイベント。
全国から集まった日本酒好きの宴なので趣向を凝らそうとプレハブ冷蔵庫の酒を物色する。
瓶詰め年月日:1998.4.17
しらたか平成蔵人考第三幕。
減農薬合鴨農法で栽培した「さわのはな」を50%まで精白して醸した純米大吟醸酒。
今年で12幕目の蔵人考に蔵人考の10年古酒をセレクトして持っていく。
※もしもこの酒が他に現存するとすれば小室さん宅のプレハブ冷蔵庫ぐらいかもしれません。
「こんな貴重な酒が・・・・・あるところにはあるんですね。」
感心する皆さん。
「ええ、現存する2本の内の1本です」
そう喋りながら無造作に封を切る。
そこに蘇るのは10年前の香りの記憶。
この酒は待っていた。
10年間、漆黒の闇で、極寒の場所で。
再び合間見えんことを待ち望んでいた。
「ひさしぶり。元気だった?」
残りの一升はいつ封を切ろうか。
既にこの酒には値段をつけることすら出来ません。
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