佐藤花屋さんの親父さんが造った「縒り菊」
完全手作りの紙の花です。
昔、冬場には花などありませんでした。
仏壇に飾る花として、先人を敬う心がこういう工芸に結びついたんでしょうね。
現在、この技術を受け継いでいる人間はとても希少です。
そんな縒り菊を、お客さんに見せびらかそうと、店のカウンターに置いてます。
なんと、60代ぐらいの人の反応がすこぶる良いんです。
「・・・・なんて懐かしい」
「・・・・そうだ、こういう花だった」
目を潤ませて見ていかれます。
技術もさることながら時代にも、記憶にも訴えかけるものなんですね。
今のところ2件ほど注文を頂いておりますが、完全手作業で仕事の合間を縫って造るものなのでお時間がかかる逸品です。
この記事へのコメントはこちら