昨年の話ですが。
貸し切り列車の生ビール注ぎ出し販売を行いました。
ウチの最寄の駅は山形県で唯一第3セクターのフラワー長井線(勿論単線)
バスのように整理券が発行される、切符が存在しないローカル線。
国鉄がJRになった時に誕生したローカル線。
走れば走るほど赤字を計上するローカル線。
この日は終点まで片道30.5kmを2往復。
2往復に費やす時間は7時間。
2両編成のロングシート車輌の床にジュウタンが敷かれテーブルが並ぶ。
生ビールサーバーを2箇所に設置。
並ぶ寿司の折箱。
都内の列車じゃまず出来ない光景ですね。
単線のローカル線で従来のダイヤの隙間と隙間を繋ぐように走り抜けるんです。
列車が通過するまでの待ち時間は非道いところで30分待ちました。
トイレ?車内に搭載されてます。大雪で長時間停車するような線ですから。
その間、隔離された列車の中でやる事といったら酒飲みしかありません。
黄昏時、車輌最後尾で流れる景色と単線を見ながら飲む生ビールは、なかなか趣のあるものでした。
山形鉄道フラワー長井線が誕生して今年で20年。
黄昏時のこの風景&酒飲みは無くしたくない物です。
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