店の道向かいにある加茂川酒造へ造りの手伝いに行ってきました。
午前中は室(むろ)から麹米を出す「出麹」と麹の「盛り」と言う作業。
その後「仲仕込み」という三段仕込みの真ん中の仕込み。
午後からは明日の仕込で使う米を1830kg洗米してきました。
仕込みの蔵の中に入って改めて実感するのが美味い日本酒の味の基準です。
醗酵中の醪(もろみ)が入ったタンクは中に顔を突っ込むと酸欠で死にます。
そう。そこは死ぬほどの高濃度な吟醸香で満たされた世界です。
あの危険な香りを吸込むと体の中のお酒が好きな細胞が一斉に目覚めるのです。
酒の味に迷った時は最寄りの酒蔵にお邪魔してタンクの中に顔を突っ込んで見ましょう。
(危険ですから一人で勝手にしてはいけません)
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