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米づくり 2011 浸漬

  • 米づくり 2011 浸漬
浸漬(4月7日~29日)

またまた遡り 米づくりレポ

種籾が一斉に発芽できるよう、水をしっかり吸わせます。

温湯消毒で温まった種籾を、しっかり冷やす必要もあり、
このときの水温が、低ければ低いほど良い苗が出来ると思っていたのですが、

なんと
最初に冷水に浸してしまうと、発芽率が悪くなるという研究が出ました。


ガ~ン(*_*;


去年の発芽不良の一因を発見。
雪を入れて氷水にしてましたから。

日々 勉強です。


浸漬はじめの8時間だけでも、10度以下にしないことを目標に、
お湯やヒーターを用意して、温度管理 (^^)b


その後も毎日、水温を計り
10~15度になっているか、確認・調整しながら、
20日強、浸漬。

1~2日おきに、水を換えて酸素補給もします。
水桶は、400リットル容器なので、ひっくり返すのは ちと無理。

ホースを使って、サイフォンの原理で排水させます。

ホースの一端を水に入れ、反対側から フーッッと息を吐き ブクブクッとさせて

パッと落とすと水がジャーと出てきます。

この光景だけ見ると、魔法のホース。

子供が、まねをしてホースを突っ込んでみて首を傾げる様子が可愛いかったのですが、
長女もこのサイフォンが出来るようになり 魔法が技術に変化しちゃいました。

水温10度なら12日間 浸漬すればOKなのですが、
田んぼの雪が消えず、苗代準備が出来なかったので、
種籾さんには、水の中で待機してもらいました。

なにせ4月24日でこの状況でしたから…


苗代用地だけ、除雪をしたこともありましたが
それだと、結局 水温が低すぎて苗がビックリしちゃうようで。

今年は、焦らず無理せず、雪解けを待つことにしました。
それにしても早く融けないかなぁと、毎日田んぼと雪とにらめっこが4月末まで続きました。



参考
北野 順一, 中山 幸則, 松井 未来生, 大西 順平: “低温期育苗における水稲種子の発芽に及ぼす浸種水温の影響”. 日本作物学会紀事, Vol. 79, pp.275-283 (2010)
2011.04.24:(PCより):コメント(0):[]

土混ぜ

  • 土混ぜ
4/半ば

苗箱に入れる土を混ぜる日々。

今年は、去年の倍くらいの育苗土が要るので、なかなか終わらず。
しかも大工仕事を並行してやっていたので、
大工の合間に土混ぜ。

ダンナ、でんくん、私、長女 と、
手の空いた人が空いたときに、かわるがわる 混ぜ混ぜ。

このときは、末っ子の ひなこが肥料の計量補助員で登場。
私の後ろで次女が、種もみ浸漬水温の計測。
長女が、私とスコップ役を交代してカメラマン。


育苗土の材料は、
山土(焼き土)と、有機肥料と
自家製燻炭(お米のもみ殻を焼いて炭にしたもの)。

去年、苗の発芽揃いが悪かったのは
土のphが不適だったのかも??
と思い、

合わせた土を県の農業技術普及課に持って行って
phを測ったところ、ph=4.7
最適水準だわ。

ph悪玉説は、消えたのでした。
2011.04.21:(PCより):コメント(0):[]

米づくり 2011 温湯消毒

  • 米づくり 2011 温湯消毒
4月7日 続き

塩水選のあとは、殺菌消毒。
普通は農薬を使いますが 我が家では暖かいお湯で消毒。

稲の生育に影響を与える病原菌を退治しつつ
種籾の発芽力が損なわないように温度管理と時間管理をしっかりやります。

塩水選で水に浸した種籾は、吸水を始めて目が動き出してしまうので
モタモタしていると お湯の温度で発芽力が阻害されてしまいます。

健康な種籾のサポートをしているはずが、殺してしまっては本末転倒。
以前、もち米をそれで発芽不良にした痛い経験アリ(^^;)



ということで 塩水選&温湯消毒場所のお風呂場入り口に
目覚まし時計とキッチンタイマーとタイムキーパー役の娘を配置して作業開始!


塩水選開始から1時間以内を目処に温湯消毒まで終わらせるためのタイムトライアル!!

全ての種籾仕事を1時間で終わらすのはムリなので、今年は3ラウンドに分けて作業しよう。


私が塩水選して、ダンナが塩水を冷水で洗い流し、
二人で網袋に移し戻し・・・という作業の流れを繰り返し
お風呂を65度まで沸かして、種籾をドボン。


袋の外側と内側の温度差が出ないよう
ジャブンジャブンと袋を上下させながら  袋内部までお湯を行き渡らせます。


う~~ 水中とはいえ、
20数kgを7分以上 上下させ続けるのは、結構 重い。。。


お湯に入れて7~10分で、冷水に取り上げ外の作業小屋に運び、水槽にジャブン


フ~~~ッ


ここまでで目標の1時間を大幅クリアの45分!
よっしゃ!


あと2ラウンドあるから、お茶でも飲んで一息しよう と準備してたら、
「そんなことしてたら日が暮れる!(▼▼)」
とダンナに一喝されました。
しゅん(;_;)

お陰で、日暮れころ 全作業終了。
みんなお疲れ様でした!
2011.04.07:(PCより):コメント(0):[]

米づくり 2011 種籾準備

  • 米づくり 2011 種籾準備
4月7日 種籾仕事スタート


今年は、自家採取した種籾を取りおかずに、
みな籾摺りして玄米にしてしまったのでall更新。

品種は
 うるち米が
       はえぬき
       コシヒカリ
       さわのはな

 もち米が
       こがねもち

いつものラインナップ。
今年は、田んぼが増えるので、いずれも増量。
さわのはなも、増やしますよ~



必要量を計量して小分けにしながら


袋詰め。
うまく袋の口紐が結べないなぁと娘たちにレッスン


小分けにできたら、次は塩水選。
用意するのは、塩と水。


塩水に種籾をジャブンと入れて
浮いてしまう 比重の軽い種を取り除きます。

「何で塩を溶かすの?」と子供たち
「プールと海と どっちのほうが体が浮きやすい?」なんて話をしながら
塩水選をする意味を伝えます。

水よりも塩水のほうが浮く種籾が多い
だから、より厳しく よい種を選べるんだよ っていうことを気づかせるように。

去年も同じような話を子供たちにした気もするけど、
少しずつ記憶にのこっていくでしょう(^v^;)

どのくらいの濃さにするかというと
だいたい
水が1とすると うるち米が1.13 もち米が1.08の比重まで塩を入れます。

比重計という道具を使って 濃さを確かめながらの作業。


このあたりの流れは、何年か前に作ったこちらのページを参照ください
http://noukaurata.com/report_kome/ensuisen.html

本日のUPはこれまで。
続きはまた(^^)/~
2011.04.07:(PCより):コメント(0):[]

籾の天日干し

  • 籾の天日干し
今日は、晴天!
あまりに気持ちの良い天気なので、豆だけでなく籾摺り前の米も干そうっと。

もち米と黒米の籾をシートに伸べて、天日干し。
2010.11.27:コメント(0):[]