上杉時代館の「直江兼続公」講座(別館) - 山形県米沢市

紺地日の丸(こんじひのまる)の旗は、長尾家に代々伝わる朝廷から授かった旗です。天賜の御旗(てんしのみはた)、日の御旗(ひのみはた)、御家の旗(おいえのはた)とも呼ばれています。上杉謙信公はこの旗を深く信仰する毘沙門天とともに常に毘沙門堂に安置されていたと言われています。


上杉軍出陣の際は、「刀八毘沙門の旗」、「八幡の御弓」とともに列に加わりましたが、本陣を敷くまでは箱に納め白布で包み僧が背負っていたと言われています。尚、本陣では御旗殿が建てられ掲揚されました。




上杉時代館の「直江兼続公」講座(本館)
上杉家の家紋は、竹と雀をあしらったの紋どころです。二羽の雀が羽を広げて向き合っていますが左右対称ではありません。ご存知の方も沢山おられることと思いますが、片方の雀は口を閉じもう片方の雀は必ず口を開いています。掲載画像とは違い本物では非常に厳しい目つきで表現されています。

(下記はイメージイラストであり正式な家紋ではございません。)


(上杉謙信公が持たれているのは「八幡の御弓」です。)




上杉時代館の「直江兼続公」講座(本館)
上杉時代館の「直江兼続公」講座(本館)は、「直江兼続公の生涯年表」と「米沢に遺した功績」の二つをメインコンテンツに文字中心で公開しておりますが、【上杉時代館の「直江兼続公」講座(別館)】では、管理人が今までに撮りためて来た画像を中心として公開をして参ります。「文字の本館」、「画像の別館」という位置付けでご覧頂けましたら幸です。
尚、samidareは初めてでございます。皆様どうぞよろしくお願い申し上げます。

                                   上杉時代館 管理人
直江家の家紋、三盛亀甲花菱(みつもりきっこうはなびし)です。

(下記の家紋はイメージイラストであり正式なものではございません。)


直江兼続公夫妻のお墓の覆い前面には家紋の形があしらわれています。(米沢市 春日山林泉寺)


米沢市上杉博物館に所蔵されている「直江兼続像」には下記の家紋が描かれていますがこれは直江家の家紋ではありません。肖像画は江戸後期に編集された「集古十種」を参考に描かれた物とみられ、また「集古十種」は高野山金剛峰寺(こんごうぶじ)瑜祗塔(ゆぎとう)の肖像画(焼失)を写した物でした。そのため写し誤ったか新たに描き加えられてものと考えられています。




上杉時代館の「直江兼続公」講座(本館)
上杉時代館、お話の初めは常にここからと決めております。

上杉軍象徴の旗印、刀八毘沙門(とうはちびしゃもん)の旗です。藩祖上杉謙信公が深く信仰していた毘沙門天の「毘」の一字をお取りになり、戦での加護と勝利を願われた旗印です。


上杉軍団出陣の際は一番手の旗です。




上杉時代館の「直江兼続公」講座