鈴鳴草子 〜鈴の宿 登府屋旅館〜

景勝 「それにしても輝虎さまは、どうして生涯独身を貫いたのであろう。」

兼続 「今さら何をおっしゃいますか?毘沙門天への信仰だからでしょう。」

景勝 「毘沙門天を信仰している者は、生涯独身でなければならないという決まりもあるまい。」

兼続 「たしかに。」

景勝 「輝虎さまは、偉大じゃ。あれほど、頭のよいお方が、どうしてお子をつくらなかったのか。」

兼続 「はぁ。」

景勝 「信仰は大事じゃ。しかし、お家の安泰も大事であろう。」

兼続 「たしかにお世継ぎをお決めにならなかったために御舘の乱がおこっておりますが。」

景勝 「輝虎さまの生涯不犯には、様々なお噂がある。」

兼続 「初恋での破局があまりにも衝撃的だったからという説や男性を好んでいたからだという説。はては、輝虎さま自身が、女性だったという説までございます。」

景勝 「女性説はない。」

兼続 「なぜでございますか?」

景勝 「輝虎さまの肖像画を見よ。」

兼続 「頭巾をかぶった絵でございますな。」

景勝 「ヒゲが濃すぎる。どんだけ〜じゃ。」

兼続 「仰せの通り。あれで女性というのは、言うよね〜でございますな。」

景勝 「先日、米沢のガイドが面白きことを言っておった。」

兼続 「輝虎さまについてでございますか。」

景勝 「なぜ不犯なのかじゃ。」

兼続 「それはぜひ知りとうございます。」

景勝 「知りたいか。」

兼続 「はっ。」

景勝 「続きは明日じゃ。」

兼続 「ひっぱるよねぇ〜。」
こんな説も
本当かどうかはわかりませんが、上杉謙信公は「性同一障害」だったという説もあるそうですね。

2009.01.23:米沢商業高校 丸山:URL修正削除


▼コメントはお気軽にどうぞ
名前

件名

本文

URL

画像

編集/削除用パスワード
※半角英数字4文字で自由に入力下さい。


手動入力確認イメージ
※イメージ内の文字を小文字の半角英字で入力して下さい。



 ※ 投稿後、すぐに反映されます。