まず読み解いたのが東北の戦争の歴史であります。
都から蝦夷(えみし)と蔑まれ、毛皮を着て洞穴に住み
獣を食しているとみられていた東北の民族。
しかし、厳しい四季の環境にもめげず
自然を愛し深い絆で結ばれて生活していた東北の民でした。
奈良時代まだ朝廷に服属していない東北を陸奥の国と呼び
その住民を蝦夷しと蔑称し、その居住区の境界線に国府多賀城柵が設置された。
蝦夷の侵入を恐れてのことである。
都では東大寺の大仏建立の時期に陸奥から日本初の金山が発掘されたのを機会に
朝廷の陸奥の国侵略が始まることになります。
迎え撃つは蝦夷の若きリーダーアテルイであります。
宿敵坂之上田村麻呂との命を懸けた戦いが開始されます。
その一連の史実に沿いながら小説化されたのが高橋克彦著「火怨」であます。
驚きと感動で号泣の場面が多々出できます。
合わせて、鈴木拓也著「蝦夷と東北戦争」の
史実資料を合わせ読むとなお理解か深まることでしょう
この38年間続いた征夷の戦争を皮切りに東北に火の手が上がります。
また、武士の発生にも大きくかかわってくることになるのです。 続く
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