今回は、『陸奥の国の大きなうねり』についてお届けします。
律令国家になったとはいえ、いまだ国家の支配下に組み込まれていない人々がいました。
日本列島東北部に住む人々を蝦夷(えみし)と呼、
彼らを支配するために様々な政策が展開されました。
その直接的な方法が征夷であります。
『征夷』とは蝦夷討伐であり、蝦夷を武力によって制圧する政策でありました。
そのために、出羽国や陸奥国には城柵設置と群の設置が図られました。
しかし、蝦夷の豪族の中には、律令国家となり国に服従したかに見えても、不満を持つものもありました。
その1つが
いまの岩手県辺りの土着の豪族安部一族でありました。
朝廷より安部一族討伐を命ぜられたのが源氏の源頼義でありました。
ここから歴史教科書に出てくる陸奥の国の大きなうねり
『前9年の役』『後3年の役』に続くのであります。
高畠の歴史を語るときに外せない部分がありますので、
少々拡大しますが御了解下さい。
◆高畠の歴史 022号
2013.07.21:toda:[◆高畠の歴史・東北の歴史◆]
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