今回は、『高畠の古代時代』についてお届けします。
一般的に日本史においては、古代時代とは、4世紀ころから
12世紀ころまでの約800年を指しています。高畠町史では、
平家の滅亡までを古代時代としてまとめてあります。
古代時代の約半分の期間は古墳時代でありました。
4世紀から8世紀辺りまでになるでしょうか。
3―4世紀と5世紀初めころまでは、日本の古代国家の基礎が
形成される次期ですが、極度に資料が少なくとくに4
世紀は謎の世紀といわれるごとく、古墳という物証以外は
文字による資料は皆無であり中国の文献にも見いだせぬ時期であります。
高畠町においては、古墳時代の末期でありますが、
たくさんの古墳が存在しております。
『文献なき時代の集落、古墳これを語る』であります。
高畠町に存在する古墳の特徴は群集墳であることです。
その分布は町の中心部より北側で南に面する山腹に
築造されているのが大部分です。主体部は、
凝灰岩を利用し見事な石室を作り出しています。
ここには70を超す古墳群が存在しています。
◆高畠の歴史 0015号◆
2013.05.28:toda:[◆高畠の歴史・東北の歴史◆]
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