『暮らしに根ざした庭づくりの会』第2回ワークショップを終えて(前編)

  • 『暮らしに根ざした庭づくりの会』第2回ワークショップを終えて(前編)
「暮らしに根ざした庭づくり」の第2回目
デットスペースの庭づくりのヒントを得ようと
里山と共に暮らす飯館村の里山の達人菅野昌基さん宅に集合



きのこアドバイザー熊田淳さん((財)福島県きのこ振興センター)の挨拶




里山の達人「まさじい」こと、菅野昌基さんを紹介




こだわりの山の幸研究会山百合の会の会長さんの挨拶



菅野さんの山へ
家のすぐ脇を通っての山への入口付近にさしかかると、
いきなりクマガイソウの群生が迎えてくれた。


みず


しどけ



途中、いろいろな種類のフキが群生していて
美味しいフキの見分方を教わった。
茎の空洞の部分が少なくて、
葉がギザギザしていないものが美味しいとの事



枝で保護された小さな山菜があちこちに見られ、
愛情をかけて育てられている様子がうかがえた



珍しいオオナルコユリを土をどけて見せてくれて、
また、慈しむように丁寧に土をかけていた姿が印象的だった



種をつけたヤマゴボウが大きな葉っぱを広げていた



木漏れ日が射す林の中をあるく。爽やかな5月の風が心地いい。



大切な山菜を踏まないよう足元に気をつけながら
あちこちに生息している珍しい山菜にキョロキョロとひたすら歩く



ちょっとひと休み
「ビールがあったら最高だなー。」という声が



小さなノビルを見つけて
「手を加えずかまわないで3年経ったものは 畑にもっていっても
 ちゃんと育つ。野のものは強い。人間も同じ。」
という菅野さんのお話しに納得



わさびの香りが、清流から風にのって香ってくる
反対側の山のほうからは、行者ニンニクの香りがして、
すがすがしい空気と一緒に十分香りを味わった



これは何?と思ったら
なんと、手づくりのイノシシの仕掛けだそうで
こんな所にもイノシシが・・とびっくり



畑に上がる土手の部分には、上りやすいようにとの菅野さんの心遣いが・・
山の中でも歩きやすいようにと草が刈られている所があったり
菅野さんの優しさが伝わってきた

畑にはいろいろな種類のウルイが植えてあり、
大きい葉をしていても、柔らかいのにはびっくり
日光を遮断して作った「まさじいのサラダウルイ」にご対面!



採り立ての「サラダウルイ」の試食
根元を切ったとたん、「やわらかくて、おいしい!」の感嘆の声



ウルイの隣の畑にはコゴミがとても元気で、
茂っているという表現がぴたり



山から下りてきた所の湿地には、黄色の水芭蕉が・・
オランダと日本の水芭蕉を交配した品種とのこと



発芽率がものすごく低い山百合も
菅野さんの研究で100%近くの発芽率に



写真右のハウスの中には、愛情いっぱいに育てられた
たくさんの植物が出番を待っていた



菅野さんは、肥料も研究して独自の方法で作り、
ステビアを使った液肥では、
甘いキャベツや白菜が取れるようになったそうで、
スズメバチを漬け込んだ液肥まであり、
参加者は、質問したりして興味深く話を聞いていた



お伝えしたい写真がいっぱいですが、前編はこのあたりにし、
場所を移動して「農家レストラン気まぐれ茶屋ちえこ」へ・・・
後編として公開予定、お楽しみに。


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  次回のワークショップは、7月25日(土)郡山市内にて
  暮らしに根ざした庭づくり第3回目
  「庭で手軽に きのこ栽培」を予定しています。
  詳細が決まり次第、ホームページに掲載します。
  
  7/25当日にきのこの菌床を受け取り希望の方は、
  6/10までに樽川技建までご連絡ください。

                           樽川(千)
2009.06.03:樽川技建 株式会社:[お知らせ]