1月24日(土) 店舗C-HOUSEの見学会に続き、ワークショップを開催しました。
『育てる愉しみ、食べる愉しみ、愛でる愉しみ』
がテーマで、1年をかけて学習します。
出席者はたるけんOB3ヶ月のMさん、丸1年のYさん夫妻、
現在家造りをしているJさん、
ウィークリーを見て参加されたZさん夫妻。
そして講師は、
福島県きのこ振興センターの熊田さん(OBの方です)
西牧植園の西牧さん。
弊社から、社長、ハーブコーディネーターの樽川、
山田と私、増子が参加いたしました。
建てて3ヶ月、Mさんの敷地をケーススタディに、
あれこれディスカッションです。
設計者である市川さんから模型をお借りして、
工事写真をスライドショーで見て頂き、
他の参加者の方にも概要を掴んで頂きました。
さらに、建主であるMさんから、敷地の状況を詳しく説明して頂き、
庭づくりのイメージを膨らませていきます。
そこから、ホワイトボードに大きく拡大した図面を貼り付け、
西牧植園さんの腕の見せ所、芸大出身のヤマ場!
ダイナミックに描きこんでいきます。
すらすらーっ、と。
みなさん、ほほーっ
と言ったかは定かではありませんが、
私は心の中で、ほほーっと唸っていました(笑)
シンボルツリーの配し方、視線の行き先、
プライベートとパブリックの分け方、
傾斜地から平場の作り方、火遊びする場所や腐葉土を作る場所。
庭師ならではの知恵がわんさか、湧き出ます。
そして三角形の法則!
この詳細はナイショです。
営業妨害になっちゃいますからね。
それにしても舌好調な庭師氏。
そんな財産を撒き散らしていいんですかー?って聞きたくなりました。
聞かなかったけど・・・(笑)
そして、庭木の好むポイントとは対照的に、
しっとりが好きなキノコさん達の出番です。
講師の熊田さんの言葉で印象的だったのは、
「ダメなところは、逆転の発想で、良いところに変わる!!」
なんと、庭木で配置のし難い、日陰、北側を有利に活用する作戦があるのです。
これも詳細はナイショって言うと、寂しいので、少しだけ。
隣家で日陰、じめじめになってしまうポイントを利用し、きのこを栽培するのです!
この季節、きのこは鍋に絶対ですよね♪
自家製で、食べる分だけ、そして簡単な方法で。
これはシーズンが来たら、ワークショップを開催予定です。
私はマイタケ、ハタケシメジにしようかしら、それともお味噌汁にナメコ、
ヒラタケなんて美味しいらしいわよ、
あなた何にする、なんて言葉が聞こえてきそうです。
さらに先ほどの、じめじめ逆転発想のポイント その2
湿っぽい土地に、クレソンやセリなどを植える、山菜は手間いらず。
水を溜めて、庭に撒く。
水溜まりは、蚊も好むので、そこに蚊の嫌いな植物を植える、等々。
そして、弊社OBである熊田さんは、長年暮らしてみて、
見て楽しめる庭もいいけれど、手入れが大変。
収穫を愉しめる庭だったら、手入れが苦じゃない。
という想いがあるそうです。
(愛でる庭専門の庭師さんだったら、大変な事になりますが、
方向性が一緒の西牧さんだから、腹を割って話せます、とのこと。)
見て、育て愉しめて、食べて愉しめる♪
やはり、一度に二度オイシイより、三度オイシイ方がイイようですね、皆さん。
もちろん私もですが。
今回は、くいしん坊さんがお集まりになったようでした。(笑)
食い気が庭の未来像を作る、そんなワークショップを目指しましょう♪
文 増子