株式会社 竹原屋本店

スタッフブログ
排煙窓の操作用、オペレーターのハンドルボックスが、壁面にずらり並んでいます。

かなり年数も経ち、全て破損していることが判明、改めて点検しようと試みましたが

残念ながら、どのハンドルボックスで、どの窓を操作しているのか、あまりにも複雑

すぎて解明できない状態です。
表示プレートの隙間から、背部の壁面の色合いた照明による演出などが、見事に調和

して、スッキリとしたデザインとなり、遠くからも判りやすく、立体感もあって良い

雰囲気を醸し出しています。建物全体とのバランスも素晴らしいと思います。
公共の建築物には、一般の方々が利用しやすいように、部屋の表示や誘導灯など用途

によって、さまざまな工夫を凝らしながら、数多くの「表示サイン」が使われており

ます。ご覧の表示サインも、遠くからでも見やすいように工夫されています。
ハンガー式の大型網戸、荷物の搬出、搬入の際には「フォークリフト」を使用する事

が多く、左右の高低差もあり、床が平坦でないということもあり、下レールに引っか

かり、ご覧のように破損してしまい、補修を行う必用ということになってしまいまし

た。
「三次曲線」のパネルが永遠に続いて、奥へ奥へと吸い込まれていくようです。上下

左右、どの位置から眺めても、これでもか!あまりにも見事で、圧倒されます。建築

というよりは芸術作品を創りあげていく感覚で、覚悟を決めないと、成しえない?
「外部パネル」を躯体に固定する方法としては、直接「アンカーボルト」にネジ込み

式にて押さえるやり方と、躯体側とパネル側の両方からブラケット金具を介して余裕

を持たせながら、建物の揺れや振動に対してもある程度柔軟に適応可能な状態にした

りと、様々な方法があるようです。
エントランス廻りは、R型の外装パネルが貼り巡らせており、高度な「デザイン性」

に富んだ「三次曲線」との取り合い部分を拝見すると、納まり上、かなり「難易度」

の高い建築物でありました。創造を絶する、コストと納期の「鬩ぎ合い」があったの

だろうと思われます。
公共施設やビル関係の建築物、エントランス入り口の開閉機構としては、ほとんどが

常識的に「自動ドア」が付いています。しかも引戸の開閉方式については、縦方向は

垂直で、横方向は水平に開閉するのが通常です。ところが、ご覧の建築物は、上部が

外部方向に傾いていました。ハンガーレールや下レールに負荷がかからないのか?
築20年以上が経過すると、外装パネルや外部サッシ、ガラス面に不具合が生じる事

があります。高所になると足場がないと、メンテナンス施工が出来ないケースが多い

です。今回も、地上30m近くの位置に窓があり、そう簡単にはいかないようです。
既存住宅の「エコ改修」、我々業界は、「one・day/リフォーム」というコト

なので、一日で「快適な部屋」に模様替え出来る方法を推奨しています。大がかりな

リフォームの場合は、さまざまな業種の方々が関わってくるため、日程調整が必用と

なりますが、「窓断熱改修」だけでもかなり快適な空間が可能なので、今回も前回と

同様、車庫側の部屋を追加でご注文を頂きました。
昨年、「エコガラス」の入れ替えということで、ご注文を頂いたお客様から、新たに

他の部分も検討したいというご連絡を頂戴いたしました。調査に伺うと、とても立派

な木製建具障子が嵌め込んであり、夏場は西日がきつく、冬場は暖房費用も嵩むとの

ことでした。さっそく採寸し、入替のご注文を頂きました。
既存のポリカーボ樹脂板が、数か所、色違いとなっているところがありました。積雪

などの影響で「破損」した形跡があります。全て新たに交換設置するにしても、この

地域は、冬期間また同じような補修等々が発生することを考慮すると、本体そのもの

をどうするかということから検討していく必要があるようです。
積雪地域における、「アーチ型の屋根」の場合、ポリカーボ樹脂板が何度も破損して

修理が大変というケースが多いようです。今回のように、地上から屋根面最高部で、

6m近くなると、高所作業車や組み立て式足場を必用としますので、かなりのコスト

アップとなります。しかも、規格品のアルミフレームだけでは、対応出来ない状態で

更なる検討が必用です。
エコガラスを1枚ずつ、既存ガラスブロックの内側に、嵌め込む作業を行うにあたり

なるべく大きいサイズ、天井ギリギリまでの高さを維持するため、4人掛かりで今回

ガラスを搬入、施工を行ないました。ワイド寸法を最大にて4分割、無事施工を終え

ることが出来ました。施工当日は、外気温も高く、作業後の体感温度でも、快適さを

肌感じることが出来るくらい効果抜群でした。
既存窓のエコ窓改修工事を数々手掛けてまいりました。今回は、既存事務所の北面に

幅5m×高さ3mのガラスブロックが積んであり、冬場は寒く、夏場は暑く、何とか

ならないかという相談が入り、ガラスブロックの内側に「エコガラス」を設置したら

どうかという提案をさせて頂き、さっそく施工をさせて頂きました。