2019年11月5日から8日にかけて
ながめやまバイオガスプラント視察会を開催しました。
まだまだ建設途中ですが、降雪前に
原料・副原料提供業者様、県担当各署様、飯豊町様、銀行様、
地元関係者のみなさまに見ていただき、今後ますますのご協力をお願いしたい考えです。
11月5日の初日には、県農政企画課様、置賜総合支庁環境課様、
飯豊町議会様、荘内銀行様にお越しいただきました。
まずは、原料槽から。
ここは、原料提供業者の畜舎から、直接パイプラインで送られてきた牛ふんが
集まるところです。
現在、本体の約2/3が地中に埋まっていますが、直径11m、高さは4mあります。
今後更に埋められ、最終的に地上に出る部分は10~20センチのみになります。
次に、第2発酵槽。
第1発酵槽で、牛ふんと副原料(食品残渣)を混ぜ合わせながら
約40℃で発酵させたものを、第2発酵槽では約55℃で発酵させ、
減菌効果と有機物分解率の向上を図ります。発酵期間は、2槽あわせて約45日間です。
大きさは直径16m、高さ6m。あまりの高さに足がすくみます。
真ん中にある漏斗状のものは、屋根を支える柱です。
第1発酵槽は、工事の都合上、外観のみの視察でした。(写真は、第2発酵槽より撮影)
大きさは、直径26m、高さ6m。
この上にメタンガスを溜めるガスホルダーが設置されます。
続いて、貯留槽。
発酵した消化液を固液分離機で分離後、消化液を保管する槽です。
50mプール2つを重ねた大きさに匹敵する貯留槽は、
縦44m、横33m、高さ6mにもなります。
飯豊町が一望できる眺望と屋上の広さの活用については、
今後の検討課題の1つとなりそうです。
貯留槽の南側部分では、コンクリート打設の真っ最中でした。
最後に、原料提供業者の田中畜産様のご厚意で
田中畜産様の畜舎も見せていただきました。
畜舎は木造で、牛ふんを収集しやすいよう施された、素晴らしい造りでした。
それぞれの施設で、質問が次々に飛び交い、みなさんの期待の高さが感じられた
今回の視察会。
来年の稼働が待ち遠しい反面、バイオガス事業を軌道に乗せる重要さを
ひしと感じたひと時でした。
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