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東の麓酒造(南陽)の純米吟醸酒、大賞に -山形新聞-
【2014/01/09 山形新聞】東の麓酒造(南陽)の純米吟醸酒、大賞に 山形エクセレントデザイン、芸工大生とタッグ
県内で企画・開発された優れたデザインの商品を顕彰する「山形エクセレントデザイン」の大賞に東の麓酒造(南陽市、遠藤孝蔵社長)の純米吟醸酒「つや姫 なんどでも」が輝いた。意匠だけでなく企画から販売までを東北芸術工科大生がサポート。若者が気軽に楽しめる日本酒をコンセプトにしたトータルデザインが高く評価された。
若者の日本酒離れが言われる中、気軽に手に取ってもらえる商品づくりを目指す蔵元が同大に協力を依頼。企画構想学科とグラフィックデザイン学科の学生有志が携わった。
ネーミングの「なんどでも」には「さまざまな温度で」と「何回でも」との意味を込めた。ラベルには「℃」のマークを配置し、「花冷え」「ぬるかん」など温度により変化する日本酒の呼び名を9色の温度バーで表現。グラフィックデザイン学科4年の首藤瞳さん(22)は「日本酒の特質を分かりやすく伝えたかった」と話した。
300ミリリットルと500ミリリットルの小さめの商品を用意するなど「多くの人が日本酒の魅力に触れるきっかけになれば」と企画構想学科4年の吉田菜津子さん(22)。
日本酒の魅力発信にも取り組み、フランス料理との相性に関するイベントなども手掛けた。グラフィックデザイン学科4年の茅原ゆきのさん(21)は「大賞はデザインや企画、イベントなど幅広い取り組みが評価された証し」と喜びを口にした。
商品は県産米「つや姫」を原料に、穏やかな香りとすっきりとした飲み口が特徴。新藤栄一製造部長は「特性を的確にとらえたデザインだ。商品を通じて日本酒の魅力を広くPRしていきたい」と話した。
顕彰は県や商工団体などによる山形デザインコンペティション実行委員会が主催し8回目。過去最多の118点の応募があり、専門家計5人が市場性や計画性、機能性などを審査した。表彰式は2月17日に山形市の県産業創造支援センターで行われる。
純米吟醸酒「つや姫 なんどでも」を手にする商品づくりに携わった東北芸術工科大の学生=山形市・同大
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2014.01.09:
supobun
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県内で企画・開発された優れたデザインの商品を顕彰する「山形エクセレントデザイン」の大賞に東の麓酒造(南陽市、遠藤孝蔵社長)の純米吟醸酒「つや姫 なんどでも」が輝いた。意匠だけでなく企画から販売までを東北芸術工科大生がサポート。若者が気軽に楽しめる日本酒をコンセプトにしたトータルデザインが高く評価された。
若者の日本酒離れが言われる中、気軽に手に取ってもらえる商品づくりを目指す蔵元が同大に協力を依頼。企画構想学科とグラフィックデザイン学科の学生有志が携わった。
ネーミングの「なんどでも」には「さまざまな温度で」と「何回でも」との意味を込めた。ラベルには「℃」のマークを配置し、「花冷え」「ぬるかん」など温度により変化する日本酒の呼び名を9色の温度バーで表現。グラフィックデザイン学科4年の首藤瞳さん(22)は「日本酒の特質を分かりやすく伝えたかった」と話した。
300ミリリットルと500ミリリットルの小さめの商品を用意するなど「多くの人が日本酒の魅力に触れるきっかけになれば」と企画構想学科4年の吉田菜津子さん(22)。
日本酒の魅力発信にも取り組み、フランス料理との相性に関するイベントなども手掛けた。グラフィックデザイン学科4年の茅原ゆきのさん(21)は「大賞はデザインや企画、イベントなど幅広い取り組みが評価された証し」と喜びを口にした。
商品は県産米「つや姫」を原料に、穏やかな香りとすっきりとした飲み口が特徴。新藤栄一製造部長は「特性を的確にとらえたデザインだ。商品を通じて日本酒の魅力を広くPRしていきたい」と話した。
顕彰は県や商工団体などによる山形デザインコンペティション実行委員会が主催し8回目。過去最多の118点の応募があり、専門家計5人が市場性や計画性、機能性などを審査した。表彰式は2月17日に山形市の県産業創造支援センターで行われる。
純米吟醸酒「つや姫 なんどでも」を手にする商品づくりに携わった東北芸術工科大の学生=山形市・同大
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