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【2012/11/04 山形新聞】東日本実業団駅伝、南陽市役所15位 全日本大会の出場権逃す

 東日本実業団対抗駅伝は3日、さいたま市から熊谷スポーツ文化公園陸上競技場までのコースで行われ、女子(6区間、42・195キロ)はユニバーサルエンターテインメントが2時間15分58秒で初優勝した。男子(7区間、77.5キロ)は2区の宇賀地強で首位に立ったコニカミノルタが3時間47分57秒で7年ぶり6度目の優勝をした。

 ユニバーサルエンターテインメントは3区でロンドン五輪長距離代表のエース新谷仁美が区間新記録の快走でトップに立ち、独走態勢を築いて逃げ切った。3連覇を目指した第一生命は3分27秒差の2位、1区を区間4位と力走した阿部有香里(飛鳥中出)のしまむらが3位に健闘した。渋井陽子が5区を走った三井住友海上は4位だった。五十嵐悠(山形城北高出)の日本ケミコンは12位。

 男子は前回覇者の日清食品グループが2位、ホンダは3位。小森コーポレーションは佐藤寛才(酒田南高出)が4区を区間2位と力走して9位に入り、五十嵐武(山形中央高出)が5区を走った自衛隊体育学校は全日本大会出場権(上位12位以内)を獲得した。南陽市役所は序盤から苦しいレースが続き、浮上のきっかけをつかめずに15位。神町自衛隊は22位だった。

 全日本大会(男子=来年1月1日・群馬、女子=12月16日・宮城)の出場権は男子が上位12位、女子は全12チームが獲得した。

【強風にじわじわ後退・南陽市役所】
 出場2度目の南陽市役所は無念の15位。全日本大会出場枠の12位以内を目指してレースに臨んだが、涙をのんだ。

 1区大谷克は14位ながらトップと約30秒差でたすきをつないだが、その後は強い向かい風に、じわじわと引き離された。今春新加入の3区オンディバ・コスマスも力を出し切れずに区間13位。悪い流れを最後まで断てなかった。

 チーム全員が順調に仕上がっていたとするものの「強風に耐えるスタミナが足りなかった」と鈴木輝生監督。今後の課題は、気象条件に左右されないぶれない体幹づくりとメンタルの強化だとし「この無念は来年必ず晴らしたい」。ゴールの熊谷スポーツ文化公園陸上競技場に、のぼりや横断幕を手に駆け付けた塩田秀雄市長をはじめとする応援団約80人に、深々と頭を下げた選手たちは、悔しさをばねにさらなる進化を誓った。


南陽市役所陸上部公式サイト