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【毎日新聞】東北の湯守たち:山形・赤湯温泉 御殿守 社長・石岡要蔵さん

◇「伝統」と「楽しさ」両立−−石岡要蔵さん(57)
 山形市から国道13号を車で南へ約40分進んで南陽市に入ると、右手に14軒の温泉宿が並ぶ赤湯温泉街が開ける。
 桜の名所で米沢盆地を眺められる烏帽子(えぼし)山のふもとには、米沢藩主・上杉家の別荘「上杉家赤湯御殿」と呼ばれた温泉旅館「御殿守(ごてんもり)」がたたずむ。
 「歴史が息づく温泉です」。御殿守の社長で、10代目の石岡要蔵さん(57)が迎えてくれた。石岡家は、1796(寛政8)年に赤湯御殿の「御殿守」に任命されて以来、今日に至るまで200年以上、温泉と御殿を守り続けてきた。
 米沢と赤湯は約20キロの距離。上杉家の歴代の公式行事が記された「上杉家御年譜」をひもとくと、名君として知られる上杉鷹山も、20歳から70歳までに赤湯御殿に30回以上訪れ、この温泉に親しんでいたことがわかる。
 「御殿守」は、年々湯量を増やし、12の湯を持つ大きな温泉旅館として成長した。
【旅館 上杉の御湯「御殿守」】 【山形県赤湯温泉 マップ】