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【毎日新聞】エコノやまがた:芸工大生の吟醸酒人気 若者感覚取り入れ、3500本2カ月で完売 南陽の酒造会社の依頼受け共同開発 /山形

 南陽市宮内にある東(あずま)の麓(ふもと)酒造と東北芸術工科大(山形市)の学生たちがこの冬、共同で純米吟醸酒「つや姫なんどでも」を造り上げた。「ラベルデザインに若者の感覚を取り入れたい」という東の麓酒造からの声を受け始まったプロジェクト。原料の米は県産米「つや姫」を100%使用。価格や販路などの選択にも学生の意見を反映させたところ発売開始から2週間で1000本を出荷し、製造した約3500本も2カ月内で完売する人気を集めた。【横田香奈】

 芸工大の教授が趣味で同酒蔵を見学したのがきっかけだった。東の麓酒造製造部長の新藤栄一さん(50)は「初めは、ラベルデザインをお願いしただけだったけれど、学生たちがどんどんアイデアを出してくれて、ネーミングやプロモーションなども含めて一緒に商品開発をすることになった」と話す。

【東の麓酒造】