2.朝日嶽信仰 大谷金輪寺・大圓寺・平圓寺はどこ?
1.5MB - PDF ダウンロード
山形県朝日町の歴史が実に面白い。東北最大の隠された出雲族の聖地かもしれない「大朝日岳」と、その麓に役の小角が開き朝日嶽修験の拠点だった「大沼浮島」がある。 『朝日町史』によると、800年頃~1500年頃まで「大谷」に朝日三十三坊と呼ばれる宗教集落があって、金輪寺・大圓寺・平圓寺の三つの坊が朝日岳での修行の先達をしていたとある。町史の著者は、これらの坊があった「大谷」が、朝日町の大谷と考えるのは多少の問題ありと書いているが、私は自信を持って朝日町の大谷だと思っている。理由は、上流に朝日岳修験の拠点「大沼」があり、祭祀族の菅原道真の側室一党が太宰府左遷時に移り住んだ地であること。徳川時代は天領だった。大朝日岳が見える位置であること。さらに大谷は祭祀線が蜘蛛の巣状態。そこでこの三社がどこにあったかをその祭祀線で割り出してみることにした…
上記↑ダウンロードボタンよりpdfファイルを開いてご覧ください。
金輪寺・大圓寺・平圓寺・白山神社(大谷)・大谷天満宮・日月神社(大谷)・薬師堂(大谷)・若宮八幡宮(大谷)・北野天満宮(大谷)・大沼浮島・豊龍神社・平塩熊野神社・朝日大龍神社・春日神社・大朝日岳・秋葉神社(大谷)・平安京大極殿・明王院不動寺・常徳寺・二渡観音(大谷)・二渡神社・庭渡大明神・熊野神社(八ツ沼)・昭和新田遺跡・永林寺・長傳寺・大沼神社(沼山)・稲荷神社(大谷)ほか
参考/平安京大極殿と大朝日岳
2023.10.05:sikumi:[平安時代]