白鷹町下山の獅子頭がようやく仕上がった。
白鷹町浅立の諏訪神社系の備前顔である。
下山には熊野大権現とニ渡神社があり、地区を主体として毎年8月14日祭を行っている。
二社交互から獅子を出して、渡行のコースも変えているのだと云う。
本日、新しい獅子頭の検分と獅子頭に合わせ改造する為に、自宅事務所で地区役員と打ち合わせを
行なった。
タテガミ無しの状態
随時、制作の様子を写真で報告を送っているが、依頼者の獅子頭を見ての歓声を聞くのは遣り甲斐
を呼び起こすものがある。
獅子頭は全く一人で作れるものではなく、長年培って来た地域の伝統や役員のご苦労もあり
、また彫り師や塗師達の熟練の技術の総合体なのだ。
これから前の獅子頭の取り付け口の大きさから、一回り大きい寸法に改造しなくてはならない。
獅子頭に直接、幕を取り付ける方法でなく獅子頭の幕穴に麻ひもを取り付けて縫う方法を採用
する事になった。
長井の川原沢の巨四王神社の、やり方を応用してみようと考えている。
12月いっぱいで仕上げて、正月の安全祈願祭にお披露目したい意向である。
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