一週間前宮司さんへ拝見依頼して一週間・・ようやく願いが叶い李山諏訪神社に伝わる獅子頭を拝見した。
12月の快晴は心を余計に弾ませる。 長井伊佐沢から西街道を通り米沢を突っ切り南へ・・・。
李山諏訪神社の境内はご神木の杉木立に囲まれ、寿司の軍艦巻きのような丘にある。
よく見ると回りが切り立っていてまるで要塞だ。
昔、神仏混合の時代は李山寺と諏訪神社が一緒にあったそうである。
お祭りの獅子廻しが廃れて20年は経ったそうだ。
神社の後ろには、小さなお堂が有り覗いてみると神輿が保管されていた。
獅子頭を出して拝見すると、やはり白鷹浅立の諏訪神社の獅子頭によく似ている。
ただ浅立系より奥行きが詰まってずんぐりしていて横幅がある。
耳は紛失し、タテガミの穴も無い。浅立広野小山沢の獅子の様に脳天に円盤や宝珠もない。
脳天を確認してみると8mm位の穴が有り、何か取り付けていた痕があった。
内部には記名は無く、幅の狭いノミの彫痕が残っているだけである。
舌も無い。浅立諏訪の獅子頭も軸棒に紐で取り付けているだけの状態なので
同じ様な構造だったのだろうか?
赤外線すけすけ号で撮影してみたのだが収穫無しだったが、眼の黒目痕の部分に
浅立諏訪の獅子の眼をモンタージュしてみた・・・こんな眼だったかも知れない。
浅立諏訪の獅子と、李山の獅子の写真をTVモニターで並べて見比べてみるが
どちらも惚れ惚れする面構えだ。
獅子頭の箱や奉納札も確認出来ず詳細不明で残念だったが、また凄い獅子頭と出会う事が出来た。
また明日獅子拝見の旅が続く。
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