前回ネットオークションで岡山から荒砥の八幡神社系の獅子頭と良く似た古い獅子頭を落札した。
今回は米沢の塩井毘沙門天の獅子頭と似ていて、タテガミの作風がコレクションの獅子頭と酷似
している獅子頭を落札できた。
この出会いは貴重である。
出品者は山形県庄内の業者である。
すぐ届いたので、その小振りの獅子頭を並べてみると、やはり歴然と似ていた。
タテガミの巻き毛の深い彫りの様式が、はっきりと同作者である事を物語っている。
さらに内部に墨書の記名が残っていた。
バカチョン赤外線カメラの登場である。
如何だろう?
「 大山町住 意志郎? 作 」・・と読めないだろうか? 今の所の見解である。
webで検索すると大山町(だいせんまち)は鳥取にある。また遠い。
しかし鶴岡に大山町(おおやままち)があり、明治23年(1890)から村から町になっている。
鶴岡だと嬉しい。出典業者から参考になる話も聞けるかも知れないし。
塩井の毘沙門天の獅子頭の作者と大山町の獅子頭の作者が同人物の可能性もある。
米沢の川井の桃源院の獅子頭は庄内の匠 後藤政吉である。
「意志郎? 作」くずし文字の為、簡単には解読出来ない。
聞いた事無い名前のパターンだ。
くずし文字を調べるサイトがあるので調べてみるがはっきりしないが、
マニアにとって、いにしえの獅子頭の作者からクイズを出典された様で嬉しいのだ。
ワクワクするのは自分だけだろうか?
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