長井市寺泉の施設にお邪魔した。
すると玄関先に黒獅子二頭が目に入った。作者の明記は無い。
検分する時間が無かったので、写真に収め自宅に戻り改めて見てみた。
良く見ると二頭とも豪快な顔付で、地域色が現れている。
上の獅子頭は総宮系の獅子頭がモデルだが眼が比較的小さく真正面を見ている。
眉毛までのバランスが太田康雄氏風の獅子頭を思い浮ぶ。
その他に伊佐沢の佐藤氏、飯沢古老の作や、本町の鈴木氏、五十川の嶽本氏と大川市、中道の児玉
氏、緑町の海藤氏、飯豊小白川の五十嵐氏等の名前が次々と浮かんできた。
下の獅子頭は飯豊系の顔付である。耳の取り付け角度、目と目の間の山の形状、目の横の毛、
歯の作り方、眉毛の形状等見ると、こちらも小白川の五十嵐氏の作の可能性がある。
獅子頭を目にすると、その獅子頭が色んな事を語って来る。
言葉少ないので聞き漏らさない様にしなくてはならない。
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