張り子の獅子頭に絹糸でタテガミを取り付けてみたが、酷いくせ毛で閉口してしまった。
リング状の束になった生成りの絹糸は数カ所糸で区切られていて、その部分が締まって
癖になっていたのだ。
家に有るスチームアイロンだの娘どらのドライヤーやコテみたいなものを駆使しても埒が明かない。
これはクリーニング屋さんに駆け込み、強力なプロのスチームでくせ毛矯正してもらうしか無い。
新町の沼澤クリーニング屋さんにお邪魔した。
沼澤さんの二人のお兄さんはどちらも獅子を彫り、こちらに残している。
浅立のお兄さんは諏訪神社に大きな獅子頭も奉納して、緑町のお兄さんはリタイヤ後に趣味で
獅子頭を多数残されていて、かなり前私も取材をお願いした。
アフターの写真
ビフォーの写真を撮り忘れたので残念だ
さて、成田五十川型の獅子頭からスチームを当ててもらうと予想通りストレートパーマをかけたの
如く、良い仕上がりである。
絹糸の束もスチームを掛けてもらうが糊が効いているのか、なかなかストレート化しないのである。
奥様に手伝ってもらい引っ張りながらスチームを吹き付けると、やがて伸びてきた。
本来、獅子頭のタテガミはヤクや白馬だが、展示用や小振りの獅子頭には最適かも知れない。
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