最後の仕上げは植えたタテガミの端を覆うため革のカバーを取り付けなければならない。
こちらでは獅子舞終了後、幕の取り付け紐をロウソクの火で焼き切るのだ。
刃物を使わず、紐を切る事は至難の業だろう。
先代の獅子頭の内部にはロウソクの垂れたロウが付着している。
どうやって焼き切るか見てみたい。

獅子頭の脳天にあけた大きめの四つの穴に、それぞれ四本に束ねたヤクの毛を取り付けた。
タテガミが付くと顔が引き締まって生き生きしてきた。

山口の獅子頭を仕上げる前に、制作中の念仏踊りのジオラマの人形15体ほどを店に飾ってみた。
背景に久保の桜の大きなポスターを貼ると、暗い廊下が一気に春めいてくる。
これから、もう五六体制作する予定だ。




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