獅子幕の縫製の続き
60cm幅×7mの6つのパーツを二重に縫い合わせて、麻の前幕を取り付けた後に獅子の取り付
け口をミシンで縫い合わせる・・・が・しかし特にここが難しいのである。
ズレたりシワ寄ったり、余ったり足りなかったりと・・まさに人生のごとくである。
嫌な事は忘れるしかない。
特に今回は特別な取り付け口の仕様を試した。
取り付切口は普通90度の直角に縫製するが、80度、70度と鋭角にすると獅子頭の後頭部
の幕が下がり後ろから引っ張られる事の無い状態になるのだという・・。
とある先輩の話を実践してみた。
さて皆様もご存知のように週末に掛けて大雪になってきた。
店も大雪の為に日月と臨時休業だ。
昨日は道路がホワイトアウト状態で視界は真っ白。
どこから道か空か不明の状態もあり、伊佐沢まで辿り着くに多大な精神的労力を費やす。
休業中だが何時もの様に駐車場を除雪する。
身に降り掛かる雪は溜めるとロクな事が無い・・。
寒波で低温が続きビニールハウスに積もった雪が積もったままである。
嫌~な予感がしたので、よく見るとハウスの棟が変形して下がり始めているではないか。
慌ててハウスの中にジェットヒーターを稼働して暖めると積もった雪がなんとか滑り落ちてきた。
しかし重みで下がったアーチを補強しなければならない!
すべからく単管パイプで補強する。
なんとか寒波も和らいで最悪の状態を回避出来たようだ。
昨日、完成した獅子幕を依頼主に検品していただいた。
すると獅子頭の取り付け口のロープを埋め込んで縫製した下に紐を取り付けるよう依頼
があった。
確かに預かっている古い獅子幕に紐が縫い付けられているのを思い出した。
この紐に糸を巻き付けて獅子頭に取り付けるのだという・・。
前もって縫製した12mmのロープがストッパーとなり締まり固定する方法らしい。
このロープに直接固定するのが一番合理的と考えて納得出来ないのだが・・・。
所変われば色々な取り付け方があるものである。
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