長井のお祭りの行列に高張提灯を持つ役がある。
その人形を制作している。
「獅子前」、「たて元の町名」などが書かれた三尺ほどの大型の提灯が長い棒の先に取り付け
られている。
以前はロウソクだったが、最近は豆電球やLEDで点灯するように改造している所もあるよう
だ。
私が六年生の頃一回体験した事があり、その写真を長沼孝三氏撮影の写真で発見した時は驚い
た。
4m程の提灯棒は重心が上にあり重く、不安定。
風が強いとあおられグラグラしたり、雨対策にビニールを被せたりと意外と苦労が多い。
ロウソクの交換では傾けた時にロウソクが外れ引火し炎上してしまうという事態に遭遇する。
獅子舞の町内渡行が主で、その運行に合わせ進行するので退屈な待ち時間との戦いでもある。
私が高張提灯持ちを体験した45年程前は希望者も多く謝礼も良かった記憶がある。
その後、たて元の祭典委員を体験する事があってその人集めに苦労した。
町内の人口が減り続け、頼める人がいないのだ。
これからも益々もって、祭り行列の継続は困難を極めるだろう。
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