山形の図書館で調べたネタである。
山形市の片谷地・・蔵王駅の北側、羽州街道沿いに円龍寺がある。
道路沿いに土塀があり、その石垣の一つが飛び出している。
それが「かぐら石」だそうだ。
山形では獅子頭の事を「かぐら」と呼ぶ事があるので、その石を見ると
なるほど獅子頭にも見える。伝説では或る時、その昔ある御仁が、そのかぐら石を
石垣から悪戯に抜き出し、近くの河原に置いておいたそうだ。すると翌朝、かぐら石はちゃんと
元に戻っている・・再び抜き出しても戻っていので評判になり、その話が郷土史に残って伝説化
しているとのだという。
獅子頭にまつわる素朴な伝説が、アチコチに残っている。
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