山形市の八日町・・西高の北側に六椹(くぬぎ)八幡神社がある。
くぬぎはドングリの木で確かハンノキだったような気がする。
鳥居の回りにドングリが落ちていた。
ドングリの木が六本あり、ご神木となり神社の名前になっているとは珍しい。
初めて訪れたので、山形市内中心にこんなに広い境内の神社があるとは驚きだ。
長井市内には、もう10cm以上の積雪なのに山形市は皆無・・・日が射している。
こちらの宮司さんと、面識があるので連絡していたが繋がらないので来てみたのだが
居られたので幸運だった。
ちょうど拝殿に一対の獅子頭が鎮座していた。
これから年末年始の忙しい時期のため、蔵に移動する寸前だったようだ。
お会いする前に、神社拝殿や境内の巨大なご神木、見事な石垣土台の鐘楼など見て廻った。
寒風でひえきったところに温かいコーヒーを戴き、お話を聞いた。
ただ、獅子頭についての詳細は不明で、塗り替えの為に記名も無いようだった。
大型でやや面長の獅子頭は、赤の宇津権九郎系のタイプである。幕が付いていて
9月15日、神輿の渡御の際に露払い役で先導し二三人で練り歩く形である。
勢いよく荒いタッチの鑿痕である。
この界隈は城下町の職人町で仏師や彫り師が多い。
どんな彫り師が手掛けたか興味深い。
宮司さんのお話を聞くと、市内の主要な神社には獅子頭があるらしいので
これから山形市の獅子頭の取材が楽しみである。
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