今の季節、靴屋さんの店頭には雪駄が無いのでビーチサンダルの鼻緒を改良して
雪駄を仕上げた。
土曜日の置賜こども芸術祭に獅子舞で参加する準備である。
そういえば長井の獅子舞の警固や角力の履物は地域によっていろいろだ。
地下足袋、白のタカジョウ(地下足袋のロングタイプ)、白足袋、雪駄、裸足等である。
角力のイメージだと雪駄や下駄。
西根や白鷹の西高玉などは角力と先払い警固役があるが、宮や小出はその二役が兼用している
形になっている。宮の以前の行列には警固が6人いたという記録がある。
戦中戦後、高度経済成長期の獅子舞が廃れた混乱期が原因と考えている。
長井駅前に実家があった時代、下駄屋さんがあったが今は廃業している。
子供の頃、店内には下駄や雪駄、サンダル、革靴、ズックと呼ばれる運動靴が並んでいた・・・。
冬の圧雪で下駄の底に竹を取り付けた下駄スケート買ってもらい遊んだ記憶もある。
着物から洋服に移り変わると共に、下駄や雪駄が革靴、スニーカーに変わっていった。
伝統芸能は逆に変わらず昔のままを伝えようとしているが、決して寸分変わらない物でもない。
大きな時代の変化から、ある程度の距離を保ちながら変化している。
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