きっかけは来月5日にある「こども郷土芸能芸術まつり」に長井小学校獅子舞いクラブの
参加決定だった。
以前も参加の際、わらじで苦労した。
ステージの床は藁製の構造では滑りやすく激しい動きに滑りやすいのだ。
底にシリコンコーキングを塗ったり、生ゴムを塗ったりして滑り止めにしたが、いずれも
その場しのぎの方法だった。
ネットで探すと岩手県にゴム製のわらじを見つけたが一足4700円という高価な物。
さらに大人用で子供の足には値段もサイズも合わない。
あれこれ検討しているうちにビーチサンダルに目をつけた。
ビーチサンダルは安価でわらじに似たカラシ色の物もある。
何とかならぬものかと仕入れてみた。
鼻緒を切って、わらじと同じ位置に穴をたして紐を通して履いてみると材質を変えた
わらじ感タップリの履物に生まれ変わってしまった。
わらじの構造は鼻緒の部分が最先端にあり足の指が外に出て、地面に接してグリップ力を
増す。しかし、ビーチサンダルは逆に指先を履物内に収める位置に鼻緒がくるので、その穴の前に
もう一箇所穴を開け紐を通しガッチリ固定することが出来た。
最大の工夫は残り五箇所の足に固定する紐のチチという部分だ。
チチというのはのぼり旗を竿に通す輪っかの部分。
ビーチサンダルに固定する方法である。
あまり詳しい事は言えないが、現物を見ていただければ分かる。
紐の幅や材質も肌触りや強度に影響し、まだまだ改善の余地有りだ。
藁製のわらじの室内使用版として活用する他、紐やビーサン本体の色のバリエーションも変えて
楽しめる。
丸紐タイプの試作品
耐水性もあるので、雨天や水辺での使用も期待出来る。
わらじは慣れても藁が擦れて痛い時があるがゴム製のわらじは、弾力があり履きやすい。
将来はビーチサンダルを転用するのではなく、編み込んだわらじを型取り細部の見た目や構造
も同じのものを作りたいと考えている。
現在、獅子舞の稽古で試験中・・・来月五日にデビューである。
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