神楽の稽古

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日曜日11日のお祭りで披露する神楽囃子の稽古にお邪魔した。

こちらは米沢市広幡一宮神社の拝殿である。





お囃子保存会の重鎮三名と中学生小学生の女子が15名に小学生男子一人で頑張っている。

保存会設立から32年、衰退したお祭りの神楽のお囃子を継続しようと立ち上げた。

色摩利一さんが会長で、他の15名の指導者も高齢化している。






今年は子供達の参加が多くて喜んでいるという話だった。

演目は四つ

       足ぞろい  どんどんかいこ  オッピキタイサン おおばこ・・である。

オッピキタイサンは関西で演じられていて名前が気になる。

隣の川西町堀金の熊野神社でも、この同じ名前の演目があるので興味深い。

楽器は五本調子七穴の笛だが、以前は七本調子で行なっていた。笛の音には息の強さで甲音と乙音

とに吹き分けられるが低い音で奏でられている。




その他三味線と太鼓。

太鼓は音の違いがある締め太鼓二台を用いている。

そして師匠が鉦で拍子を取ってる。

2年前には、囃子に合わせて舞踊もあったが高齢化のため廃止している。


最後の稽古日という事で各演目ごとに真剣な眼差しであるが、太鼓の男の子や笛の女の子たちは

今年初めての挑戦だという・・・憶えが早くて師匠も驚くばかりだという。


私も笛を借りて指を見せてもらい体験させてもらった。

四演目あるので高齢者ビギナーは大変だろう。


日曜日三時頃から出発の神事の後、賑やかにお休み場でお囃子を奏で地区を廻る。

提灯行列、神輿渡行と獅子廻しも行なわれて地区を賑やかに練り歩く。

拝殿には田楽提灯も制作され並べられているが、最盛期の五分の一だそうだ。

神楽囃子・・・初めて聞く素朴で含蓄のある響きである。なんとか後世に残すべき貴重な文化だ。



2016.09.10:shishi6:[コンテンツ]

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