米沢市下小菅地区に雷神社がある。
地図では検索出来ず、現地に出向いて現地の方に尋ねてやっと辿り着いた。
公民館の裏の山道を300m程入った所にあり、祭り旗が立ってないと分からない神社だ。
獅子頭は元々個人に伝わる獅子頭で新調してから100年程経つとか・・。
三頭制作して、二頭をその方が保管し、もう一頭は親戚にあるという。
所有者の方のもう一頭は昔、所蔵していた蔵に賊が入り獅子頭を破損させられたが
修復し大事に保管しているという話である。
神社に奉納した獅子頭はゴツくて丈夫そうなので使用していのだという・・・。
制作者は小松の駅前に居た方という話だが、記名など詳細不明である。
獅子頭の彫りは手慣れたものでないが、顎が板状で軸の広がった部分が無い作りで
他にも同じ構造の獅子頭があるので気になる所である。
神事の後に若い衆が、お札を配り獅子廻しで厄を払い、お囃子はトラックに載せた太鼓を
ドンドンと打って地区を廻る。
神社や社務所は震災の時に傾き具合を見ていると、つっかえ棒でしのいでいるが誠に危なっか
しい。
暗くなるのが早くなって夕闇が迫っている。
若衆達はハッピをまとって獅子をいだき、薄暗くなった集落に消えていった。
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