川西町吉田地区の妻頭神社に訪れた。
前回の高山八所神社、前々回の高山八幡神社と直ぐ隣り合っている。
妻頭神社は吉田地区の街道沿い直ぐにあり、鳥居も無いというから珍しい。
此の様に境内が道路になってしまっている。
丁度、神事を行ない、獅子廻しに出掛けようとするタイミングに出会った。
一対の獅子頭は、妻頭神社の直ぐ側の島貫弘志氏による作である。
黒い獅子頭の顔に宇津権九郎型にある様なラインがある。
白鷹町町下の熊野神社の黒い獅子頭に共通したラインがあり気になる所だ。
総代が清めのお神酒を獅子頭に吹きかける所作の場面で、総代が口に含んだお神酒が霧状にならず
笑いを誘ってしまった。再び挑戦するが少量のお神酒では難しいようである。
雄雌の二獅子頭に小振りの幕が取り付けられている。
お盆過ぎの炎天下の下、黙々と若者達が地区を廻る。
人手不足で御神輿もあるのだが渡行は無くなっている話だ。
ハッピを着た先導役が案内し、民家の敷地に入ると突然わーーっと気勢をあげて走り出す。
玄関に入り歯噛みし厄払いをする。ご祝儀をもらって移動するという獅子廻りである。
稲穂も実り頭を垂れてきた・・・。
日が西に傾いてきたので取材を切り上げて取材終了。
最近、日が短くなってきたので寂しい気がする。
広々とした田圃の農道を軽トラで走ると、独特の香ばしい匂が漂ってくる。
枝豆を茹でる時の匂に似ている。
・・・これは神様の匂いだと信じている。
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