8月1日高畠町の深沼地区は南陽バイパスと米沢南陽道路の分岐点の南にある。
前日31日が前夜祭で獅子頭を拝見出来た。
大きな獅子頭を祀る専用の箱に二頭納まるが、明日渡行する獅子は幕を付けられ安置されていた。
8月1日の例大祭は獅子舞が地区を練り歩くというので取材に来てみた。
午後1時頃到着すると神事が終わろうとすると、にわかに空が暗くなり暗い雲が現れた。
出発の花火が上がるとすぐ合図のように大粒の雨が落ちてきた。
神社から獅子舞がスタートすると、更に土砂降りになってしまった。
記名を見ると八坂神社の獅子頭は大正元年に新調され地区の彫り師 歌丸友太郎の作で
塗師は竹田正太郎氏という文字が残っていた。
かなり大型で重さも28kgもあるので二人掛かりでないと持つのも大変で、最近半分以下の
獅子頭を名古屋で制作した。
こちらの獅子舞いは熊野大社の舞の系統で、赤湯の烏帽子山八幡神社の獅子舞の流儀と似ている。
大きく丈夫な幕の中央に獅子頭を取り付け両側に穴が開いて獅子持ち役が入る。
大勢の大人と子供が幕の回りを持って練り歩く。ワッショイワッショイとのかけ声で幕を
あおって獅子頭を高く上下させてお祓いするようだ。
笛や太鼓の囃子が無く、宮司と子供の法螺貝の吹き方が居るだけだ。
総代の世話役が待っている住民にお神酒を勧め、色とりどりの上り旗を持った子供達が先頭になり
地区を巡る。
10分程で土砂降りの雨も上がり、また強い日差しの夏空に戻った。
獅子舞の一行は公民館の休憩所でお休みに入った所で取材を終える。
この記事へのコメントはこちら